Kawasaki | Feature

工業都市・川崎で体験する工場夜景撮影ツアー

アクティビティ

関東を代表する工業都市として知られる川崎市。なかでも東京湾沿岸は化学工場が立ち並んでいます。そんな川崎が近年注目を集めているのですが、その理由は「工場夜景」。かつては公害のイメージもあった工場地帯ですが、フォトジェニックな風景は人々を惹きつけ、工場夜景を見るためのツアーも組まれるほど。「工場萌え」という言葉も生まれ、写真家だけでなく観光客からも親しまれています。今回は、世界中を飛び回り壮大なランドスケープと向かい合ってきた写真家・谷口京さんに撮影を依頼。オススメスポットの紹介とあわせて、撮り下ろしの作例をお届けします。

記事では、川崎市周辺でもアクセスのよさと撮影のしやすさで人気のある川崎市川崎区千鳥町にフィチャーしてご紹介します(各スポットにアクセス情報を掲載していますので参考にしてみてください)。

注意:工場周辺は大型トラックの交通が多く、夜間の撮影時には安全には十分に注意してください。また、敷地内への立ち入り、線路への立ち入りは禁止されているところもあります。「立入禁止」という看板の先には入らないようにしましょう。

Reporter

谷口京

写真家

谷口京

日本

crossing over I live, tp see and to feel

‘74年京都市生まれ、横浜育ち。 日本大学芸術学部を卒業後、ニューヨークを拠点に独立。 雑誌や広告撮影の仕事の傍ら世50カ国を巡り、'04年に帰国。アマゾン奥地からアタカマ砂漠、ヒマラヤの頂まで、あらゆる環境で撮影をこなす冒険好きフォトグラファー。

Areas Kawasaki
Speciality 旅、写真

ちどり公園

まず撮影をスタートしたのは、千鳥町の南端にあるちどり公園。芝生が気持ちいい小さな公園ですが、堤防から先には東扇島方面には倉庫街が並んでいる絶好のスポット。夕方からスタンバイし、カメラをセッティング。ちょうど大きな貨物船が停泊していたのでフレーミングに入れ込んで撮影しました。水面に反射する明かりと夕暮れの空のグラデーションが美しいカットに仕上がりました。

アクセス:
JR川崎駅・東口より川崎市営バス(川04・05・07)で「東電前」停留場下車、ちどり公園を抜けた先の海沿いです(ちどり公園には駐車場がありますが、18時に閉鎖になるのでご注意ください)。

日本合成樹脂化学プラント

つづいて紹介するのは、ちどり公園から北に1kmほど(徒歩約15分)のところにある日本合成樹脂化学プラント。道路脇にあるため、すぐ目の前まで歩いていくことができ、目の前には無機質なパイプやフレームが迫ります。広角レンズでパースペクティブをいかしたアングルや望遠レンズでディティールを切り取るなど、いろいろと試してみるといいでしょう。

ちなみに、道路を挟んだ反対側には巨大な東亜石油のプラントの姿も。かなり大きな煙突が見えますが、距離があるので望遠レンズで狙ってみたい被写体です。

アクセス:
JR川崎駅・東口より川崎市営バス(川04)、「市営埠頭」停留所下車、徒歩4分。

サイトシーイング, フォトジェニック

Nihon Gosei–Jushi Chemical Plant

[日本合成樹脂化学プラント]

千鳥町 貨物ヤード前

日本合成樹脂化学プラントからわずか300mほどにあるのが、千鳥町で最も人気の高い撮影スポットとして知られる「貨物ヤード前」。貨物用の線路を挟んですぐ目の前にプラントなどの工場が乱立しています。撮影ポイントは線路。まるで生き物のようなパイプと線路を組み合わせてフレーミングしてみましょう。周辺は道路沿い約500mに渡って工場が連なっていて、どこから撮ったらいいのか分からなくなるほどの贅沢スポット。道路の反対側から望遠レンズで切り取るのもよさそうです。

注意:線路内は立ち入り禁止なので気をつけて。また、工場関係者の出入りもあるため迷惑にならないように撮影しましょう。

アクセス:
JR川崎駅・東口より川崎市営バス(川04)で「市営埠頭」停留場下車、すぐ

サイトシーイング, フォトジェニック

Chidori Town Freight yard front

[千鳥町 貨物ヤード前]

三菱化学物流前

もし余裕があれば、北側の突端にある三菱化学物流前まで足をのばしてみましょう。道路を行き止まりまで歩いていくと対岸の化学工場を見渡すことができます。取材時は堤防に船が係留してあったため撮影できるアングルが限られていましたが、広角レンズで堤防際のガードレールをアクセントに撮影。さまざまな形のタンクや煙突など、まるで要塞のような風景に息を飲みます。望遠レンズでグッと迫ってみるのもオススメ。

アクセス:
JR川崎駅・東口より川崎市営バス(川04・05・07)「日本触媒前」停留所下車、徒歩約8分

サイトシーイング, フォトジェニック

Mitsubishi chemical logistics Front

[三菱化学物流前]

自然風景とは一味違った工場の夜景。本来、千鳥町は工場地帯。特異な風景が注目され、今となっては川崎を代表する観光スポットになりました。バスツアーや屋形船からのツアーなども開催されていますが、じっくり写真を撮りたいのであれば自分の足で訪れてみるのがベター。千鳥町はバスも運行しており、アクセスにも恵まれているのも嬉しいポイントです。川崎ならではの工場夜景、是非とも写真に収めていただければと思います。

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