Kumamoto | Feature

日本最古の蒸気機関車「SL人吉」で発見する熊本の魅力

サイトシーイング

出発を知らせる汽笛があたりに鳴り響き、モクモクと煙を煙突から立ち上らせながら、ゆっくり動きはじめる車体……。やがて力強い走りへと変わり、あたりの景色が後ろへと流れていきます。体でその鼓動や力強さを感じられる、蒸気機関車(SL)の旅。そんな魅力あふれるSLと、日本三大急流の一つである球磨川の絶景、さらには地元ならではのグルメを同時に堪能できるのが、熊本―人吉(ひとよし)間を走る〈SL人吉〉です。思い出に残ること間違いなしの列車旅に出掛けませんか。

Reporter

ニッコ アレリアーノ

会社員

ニッコ アレリアーノ

フィリピン

私(僕)は、食べることが大好きです。SKIPPSは、美味しいものを食べられるだけでなく、第2の故郷・福岡を探検する良いチャンスにもなりました!

フィリピンから来たニッコです。日本人の女性と結婚して、日本にやってきました。今は英語教師として働いています。新しい友達を作って話をすることがとても好きです。料理をしたり歌を歌ったりすることが自分流のストレス解消法です。それから、健康のためにヨガを習っています。

Areas Fukuoka
Speciality 料理、歌をうたうこと、読書、物書き、コンサートに行くこと、旅行、食べることや飲むこと
Age 27
Sex 男性

熊本駅

〈熊本駅〉からSL人吉に乗り込みます。この蒸気機関車は日本最古のSLで大正時代に製造された8620という形のもの。「86(ハチロク)」という愛称で親しまれています。パネルを持って記念撮影もできるので、ぜひトライしてみてください。

Reporter's Comment
映画『ハリーポッター』で見たような蒸気機関車!気分が盛り上がること間違いなしです。間近で見るSLは機関がむき出しになっていて、とてもカッコイイですね!

乗り込んでからもワクワクが止まりません!レトロでクラッシックな内装のSL人吉は、各車両で車内の雰囲気が違います。1、3号車には展望ラウンジ、2号車にはビュッフェが備わっていて、どこから巡っていいか迷ってしまいます。他にもSL関係の書籍や子供向けの絵本を集めた「SL文庫」や小さいSLの模型がかわいい「ミニSLミュージアム」など見どころ盛りだくさん!天井の鉄製の飾りやドアには「86」のデザインが隠れているので、ぜひ探してみてください!

車内を一通り探検し終わったあとは座席でゆっくり。窓の外には素敵な景色広がっていました。のどかな田園の様子や、山間の川に架かる橋など、日本の美しい風景に心を打たれます。展望ラウンジからは線路が間近にみえました。沿線の人々は手を降ってくれるところも嬉しいですね!

2駅目の〈八代駅〉では、同じく熊本-人吉間を走る特急「かわせみ やませみ」とすれ違います(復路は3駅目「坂本駅」で見ることができます)。杉や檜など木材を用いた美しい内装が魅力の「かわせみ やませみ」。いつか乗ってみたいものです。

列車は、4駅目の〈白石駅〉で10分ほど停止。その間に降りて、まわりを見て回ることもできます。白石駅は、110年ほど使われているレトロな木造の駅舎が素敵でタイムスリップしたような感覚になりました。

列車旅の醍醐味と言えば、車窓の風景を眺めながらいただく、ご当地グルメ。SL人吉の2号車にあるビュッフェでは、ここでしか販売されていない「86(ハチロク)弁当(1200円)」やストラップなどのオリジナルグッズにくわえ、熊本らしい球磨焼酎を使った「焼酎アイス(340円)」や八代の特産、晩白柚(ばんぺいゆ)を使用した「晩白柚サイダー(260円)」を購入することができます。86弁当は、熊本のブランド牛「和王」を使ったハンバーグや、ほんのり甘い特産米「森のくまさん」を使ったおにぎりなど地元の美味を堪能できます。

SL人吉から見える絶景の一つが、日本三大急流の一つに数えられる「球磨川」。美しい山々とエメラルドグリーンに輝く水面は見ていても全然飽きません。

Reporter's Comment
2時間半ほどの乗車時間でしたが、素敵な車内に、美味しいごはん、車窓から見える絶景など、ワクワクの連続で、あっというまに時間が過ぎていきました。降りるのが名残惜しいほどです。添乗員の方のサービスも素晴らしかったです!

サイトシーイング, 観光施設, 観光案内所

Kumamoto Station Tourist Information Center

[熊本駅総合観光案内所]

Hours
Sun.
08:30 - 19:00
Mon.
08:30 - 19:00
Tue.
08:30 - 19:00
Wed.
08:30 - 19:00
Thu.
08:30 - 19:00
Fri.
08:30 - 19:00
Sat.
08:30 - 19:00
Public
Holiday
08:30 - 19:00

青井阿蘇神社

素敵な旅を終えて、〈人吉駅〉に到着。SLの発車時間まで約2時間半、人吉を散策することにします。

最初に訪れたのが人吉駅から徒歩5分ほどの場所にある〈青井阿蘇神社〉です。国宝の楼門や、本殿、拝殿は江戸時代のはじめに造られたもので、同時期に造られた関連の建築物が残っているのは、日本でも珍しいのだそうです。境内にあった大きな楠のご神木が神社の歴史を物語っています。

Reporter's Comment
緑に囲まれた広々とした神社。歴史を感じる楼門や、まわりのグリーンとのコントラストが美しい真っ赤な鳥居など素敵な場所がたくさんありました。

サイトシーイング, 歴史建築, 神社・寺院

Aoi Aso Shrine

[青井阿蘇神社]

球磨焼酎卸問屋 一期屋

球磨地方・人吉の名物と言えば、この土地の米、水、気候でしか作ることができない「球磨焼酎」。そんな球磨焼酎を求めてやってきたのが、駅から徒歩10分ほどの場所(駅前からバスに乗車し「新町」バス停で下車、徒歩1分)にある〈球磨焼酎卸問屋 一期屋〉です。ここではなんと球磨地方の全28蔵元の200銘柄以上の球磨焼酎が揃っており、試飲やお気に入りの焼酎のオリジナルラベル制作(1634円〜)もできます。

Reporter's Comment
今回は、飲みやすさとバニラの香りがクセになりそうな「樽神輿(たるみこし)(1489円)」という焼酎をセレクトしました。ラベルに書いた「Tagay!」という言葉はタガログ語で「もう一杯!」という意味です。

買い物/土産, 名産品・特産品

Kuma Shōchū Wholesale Merchant

[球磨焼酎卸問屋 一期屋]

Hours
Sun.
09:00 - 18:00
Mon.
09:00 - 18:00
Tue.
09:00 - 18:00
Wed.
09:00 - 18:00
Thu.
09:00 - 18:00
Fri.
09:00 - 18:00
Sat.
09:00 - 18:00

転車台

国内唯一の珍しい石造りの車庫がある人吉駅。車庫とあわせて見逃せないのが、全国でも珍しい転車台と呼ばれる蒸気機関車の方向転換をする装置です。転車時間は13:45〜13:55(※2018年6月撮影当時、事前に駅で確認しておきましょう)。降車した出口の反対側にまわって10分ほど、赤い転車台が姿を現します。方向転換した蒸気機関車がバックしながら、客車に連結する姿も要チェック!

Reporter's Comment
子どもたちと一緒に見入ってしまいました。真っ赤な転車台にのった蒸気機関車が方向転換をする姿は圧巻の一言。タイミングを逃さないよう、少し早めに行くのをおすすめします。

サイトシーイング, 交通機関, 駅, 観光施設

Hitoyoshi Station Turntable

[人吉駅 転車台]

一勝地駅

帰りの停車駅〈一勝地駅〉。「一勝する場所」という縁起が良い名前から、受験や勝負事の願掛けスポットとして有名で、こちらの駅の切符(160円)をお守りとして買う人も多いのだとか。沿線の駅では、地元の特産を手軽に購入できるところもいいですね!

Reporter's Comment
熊本の郷土菓子「いきなり団子(90円)」を購入しました。作りたてで温かい!なかには蒸したサツマイモと餡が入っていて、素朴で優しい味がしました。

サイトシーイング, 交通機関, 駅

Isshōchi Station

[一勝地駅]

とても素晴らしい時間が過ごせたSL日吉での旅。クラッシックな車内や、美しい景色はもちろん、向かいに座っていた地元のご夫婦と仲良くなったり、添乗員の方と交流したり、熊本に暮らす人の温かさを感じる旅でもありました。乗車する度に、新しい出会いがあるSL日吉。熊本の魅力を感じにぜひ乗ってみてください。

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Writer

エディター・ライター

立岡 美佐子

日本

現地ならではの魅力をお届けします!

旅好き、ごはん好き、カメラも大好きな編集&ライター。なぜか京都検定をもっています。国内海外問わず、美味しいごはんや、人との出会いを求めて旅すののが好きです。

Areas Nagasaki,Kumamoto,Beppu,Yufu
Speciality 旅、カメラ、ごはん、歴史、京都、津軽三味線、温泉
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