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京都出身の写真家兼蕎麦屋店主がオススメする厳選京都グルメ5選!

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歴史の深い京都には、美食が味わえるお店が数多くあります。しかしそういったお店はお値段もそれなりに…。ということで、京都在住の写真家兼蕎麦屋店主の稲岡亜里子さんに、リーズナブルでおいしいおすすめのお店を教えてもらいました! 厳選した5店舗の味をご堪能ください。

Reporter

稲岡 亜里子

写真家兼蕎麦屋店主

稲岡 亜里子

日本

京都生まれ。17歳でアメリカ・サンディエゴの高校に留学。99年ニューヨークの美術大学パーソンズスクール写真科卒業。05年東京にベースに活動、11年より京都に戻り、実家である老舗蕎麦店「本家尾張屋」の16代目当主を務めながら写真家活動を行っている。

Areas Kyoto
Speciality 写真、伝統、郷土料理

Flip up!

京都の朝食といったら皆さんは何を想像しますか? 古都ということで、炊きたてのご飯に味噌汁、納豆に焼き魚といった純和食を想像する方も多いのではないでしょうか。しかし京都の朝は意外かもしれませんが、パン食の方が多いんです。総務省が調べた結果によると、2016年にはパン消費量で京都府が1位。そのため、実は京都にはおいしいベーカリーが多いんです。数あるベーカリーのなかでも2003年のオープン以来、お店から人が溢れるほどの人気となっているのが〈Flip up! 〉です。

こちらのお店で外せないのが、稲岡さんがオススメの一品としてあげている「ベーグル」。プレーン、チーズ、アーモンドキャラメルなど数種類の味があり、他にも人気なのが山型食パン生地にバニラシュガーをまぶして焼き上げた「モンキーブレッド(120円)」やチャバッタ生地にチョコをたっぷりと混ぜ込んだ「チョコッティーナ(100円)」。もちろん食パン、惣菜パンやサンドイッチなどどれを手に取ってもハズレはありません。常連さんのパンを見つめる顔が、皆さん笑顔なのがその証拠。お店は二条城や京都御所までは徒歩圏内なので、パンを買ってそういった名所で食べるのも素敵です。

Reporter's Comment
ニューヨークに10年ほど住んでいたのでベーグルにはこだわりがありますが、〈Flip up! 〉のベーグルは最高においしい!とくに、朝には売れ切れてしまう「胚芽ベーグルにスモークサーモンとクリームチーズ(280円)」のクリームチーズとサーモンとオニオンのバランスは最高で、出来上がる時間をめがけて買いにいきます。

ディナー / ランチ, パン・サンドイッチ, テイクアウト

Flip up!

[Flip up! ]

Hours
Tue.
07:00 - 18:00
Wed.
07:00 - 18:00
Thu.
07:00 - 18:00
Fri.
07:00 - 18:00
Sat.
07:00 - 18:00
Price ¥120
Non-smoking
Open for Lunch
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STARDUST

京都駅から、バスと徒歩を合わせて約50分。住宅街の中にひっそりと営業するセレクトショップ兼カフェの〈STARDUST〉。以前、店主のkanaさんが宇宙物理学者の方から聞いた「私たち人間の身体を形成する細胞を素粒子レベルまで辿っていくと、 星を形成する成分とまったく同じ成分。だから人間も星屑なんです」という話に感銘を受け、この店名になったのだそう。お店で扱う商品は星の輝きのように作家さんの思いが詰まったものばかり。ジャンルは様々で陶器、アクセサリー、洋服、革細工、お茶など。店内にディスプレイとして置いてある鉱石や水晶と商品が一緒に並んでいる様子は、ヴンダーカンマーを彷彿とさせるどこか不思議ささえ漂わせています。

お店の奥はカフェススペース。広々とした空間の中にアンティーク家具が並べられとてもリラックスできる雰囲気になっています。こちらでいただけるフードやスイーツは、ヴィーガンフードと呼ばれる植物性原料だけでできたものです。今回は、オススメの「スコーン〜季節のジャムと豆腐のクリーム添え〜(600円)」をいただきました。ドリンクもとてもこだわっていて、フランスのリヨンから届くフレーバーティだけでも常時16種類あり、他にも季節のフルーツでつくった酵素ジュースなども取り揃えています。静かな空間でまったりと体にいいものをいただく。それはとても贅沢な時間ではないでしょうか。

Reporter's Comment
時空を旅するような空間、〈STARDUST〉。日常から離れ、癒しが欲しくなると行く場所。飲食から物販、空間からそこで働くみんなが優しく美しくて、ちょっと夢のような現実離れしているお店です。

ディナー / ランチ, ビーガン, パン・サンドイッチ, スイーツ, カフェ・喫茶店

STARDUST

[STARDUST]

Hours
Sun.
”11:00” - 18:30 (L.O.18:00)
Tue.
”11:00” - 18:30 (L.O.18:00)
Wed.
”11:00” - 18:30 (L.O.18:00)
Thu.
”11:00” - 18:30 (L.O.18:00)
Fri.
”11:00” - 18:30 (L.O.18:00)
Sat.
”11:00” - 18:30 (L.O.18:00)

インド食堂TADKA(タルカ)

インド料理店と聞くとカレー屋さんというイメージがどうしても日本ではつきがちだけれど、ここ〈TADKA(タルカ)〉は一味違います。インド料理に造詣が深い店主の小此木さんが作るメニューはまさに現地の味そのもの。それもそのはず、年に一回は南インドを中心に研修に行き、現地で様々なものを食べ学んでくるのだとか。帰国後には今回の研修旅行で食べたものをスペシャルメニューとして実際にお店で提供したりもするそう。インドの現地そのままのスパイス使いにとりこになった常連さんも多く、ランチは行列必須、ディナーも予約がないと入れないときがしばしばという人気店です。

人気のランチのメニューは3種類あり、動物性のものを使っていない「ベジミールズ」、そこにお肉の入ったカレーをひとつ追加した「ノンベジミールズ」、そして、カレー5種類にロティと呼ばれる全粒粉パンがついた「スペシャルミールス」です。カレーや副菜は基本的に日替わりで、毎日通っても飽きないようになっているのだそう。そしてここ〈TADKA〉でオススメしているのが「手食べ」。現地の人たちのようにお米やカレー副菜を好きなように手で混ぜてそのまま口に運びます。これが本当においしいんです! そして食べていてとても楽しい! 最初は少し躊躇するかもしれませんが、勇気を出してチャレンジをしてみてください。価値観がググッと変わりますよ。

Reporter's Comment
インド大好きの私には夢のような店。一歩入るとインドを感じ、一口食べると本場インドを超えるおいしいさ! シェフは料理研修旅行から帰ってくると新しいメニューを展開してくれるから動かずしてインドを旅できる店です。定番の「ゴアのダールタルカ(920円)」と「レモンライス(650円)」は一押しです。

ディナー / ランチ, アジアン・エスニック, インド料理, カレー

TADKA Indian Restaurant

[インド食堂タルカ]

Hours
Tue.
12:00 - 14:30 (L.O.14:00)
18:00 - 22:00 (L.O.21:00)
Wed.
12:00 - 14:30 (L.O.14:00)
18:00 - 22:00 (L.O.21:00)
Thu.
12:00 - 14:30 (L.O.14:00)
18:00 - 22:00 (L.O.21:00)
Fri.
12:00 - 14:30 (L.O.14:00)
18:00 - 22:00 (L.O.21:00)
Sat.
12:00 - 14:30 (L.O.14:00)
18:00 - 22:00 (L.O.21:00)
Non-smoking
Open for Lunch
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光兎舎

京都駅からバスで約45分。銀閣寺からほど近くのビルの2階にあるのが〈菜食 光兎舎(こうさぎしゃ)〉です。1階は店主の弟さんが運営する同名のギャラリースペースとなっています。〈光兎舎〉でいただけるメニューは、動物性のものを一切使用しない体に優しい菜食メニューです。メインのメニューはランチの2種類のみ。ランチタイム以降はカフェ利用となります。店内は真ん中に大きなテーブルが1つとカウンターが2席というとてもシンプルな作り。店内にあるテーブル、椅子、ランプシェードなどは全て作家さんの作品。お店で使うものは食材だけではなく、全てが相手の顔が見えるものを使いたいという店主のこだわりです。

菜食メニューというと、少し我慢して食べるとか、味はそれほどでも…というイメージが未だにありますが、〈光兎舎〉の「光兎ごはんプレート(1900円)」は違います。まず驚くのはそのボリューム。女性だと食べきれるだろうかと思ってしまうほどの品数がプレートにモリモリに盛られて出てきます。そして味はどれも素晴らしく、本当に動物性のもの使っていないの?と疑ってしまうほどコクもあり大満足! メニューは野菜の旬に合わせて年10回ほど入れ替えるそうで、その時においしいものがしっかりと食べられます。女性のお客様が多いそうですが、このボリュームなら男性でも十分満足できそう。体が少し疲れている時、これを食べれば一発でリセットできること間違いなしです。

Reporter's Comment
近所なら毎日でも食べに行きたいランチプレート。お皿いっぱいに盛り付けられた野菜料理は美しく、すべての 野菜が生き生きとしていて、美味しくて、食べていると楽しくて、食べ終わるとすごく元気になる満足度いっぱいのプレート。空間も食後のデザートもとてもオススメです。

ディナー / ランチ, 創作料理・無国籍料理, ベジタリアン, カフェ・喫茶店

Kousagisha

[菜食 光兎舎(こうさぎしゃ)]

Hours
Sun.
12:00 - ”19:00”
Wed.
12:00 - ”19:00”
Thu.
12:00 - ”19:00”
Fri.
12:00 - ”19:00”
Sat.
12:00 - ”19:00”
Non-smoking
Open for Lunch
Click for Details

本家 尾張屋

言わずと知れた京都の蕎麦の大名店〈本家 尾張屋〉。創業550年以上の歴史をもつ老舗です。1465年に菓子屋として創業し、その後1700年頃に蕎麦屋としての営業も始めたそうです。今回他のお店をセレクトしてくれた稲岡亜里子さんは2014年にこちらの16代目当主になりました。地下鉄烏丸御池駅から歩いて5分ほどの場所にある本店は、明治初期の重厚な佇まいの建物を見たさに訪れる人も多いのだとか。特に最近は海外からのお客様も多く、日本の蕎麦に初挑戦という方もいるのだそう。開店から14時ぐらいまでは平日でも行列必死なので、ゆったりと召し上がりたい場合は遅めのランチタイムにするとすんなり入店できるかもしれません。

〈本家尾張屋〉の名物といえば「宝来そば(2160円)」です。「わりご」とよばれる5段重ねの漆塗りの器の中にそばが入っていて、1段1段好みの薬味を乗せ、上から出汁をかけて食べます。14代目が「お蕎麦は縁起の良い食べ物」という考えのもと考案されたオリジナルのメニューです。薬味はえび天、甘く炊いたしいたけ、錦糸卵、ノリ、大根おろし、ネギ、ごま、わさび。5段あるお蕎麦をどのような組み合わせで食べるか考えるのもとても楽しいです。そして食べ終わればその味と満足感で幸せな気持ちになっています。食後には尾張屋のもう一つの顔、お菓子屋としての銘品「そば餅」や「蕎麦板」は、お土産として是非。優しい甘さがこれまた幸せの味です。

Reporter's Comment
五段に盛られたお蕎麦に八種類の薬味からお好みのものを乗せて味わえる「宝来蕎麦」は、14代目(祖父)考案の一品。お蕎麦は縁起の良い食べ物であり、『宝』が暖簾となっている尾張屋の定番料理です。お祝いのときや特別なときに地元の方々が食べてくださり、初めての方も人気のメニューです。

買い物/土産, 名産品・特産品, ディナー / ランチ, 和食・日本料理, そば・うどん・麺類, テイクアウト, スイーツ, 和菓子

The Original Owariya

[本家 尾張屋]

Hours
Sun.
11:00 - 19:00 (L.O.18:00)
Mon.
11:00 - 19:00 (L.O.18:00)
Tue.
11:00 - 19:00 (L.O.18:00)
Wed.
11:00 - 19:00 (L.O.18:00)
Thu.
11:00 - 19:00 (L.O.18:00)
Fri.
11:00 - 19:00 (L.O.18:00)
Sat.
11:00 - 19:00 (L.O.18:00)

さすがは、写真家であり蕎麦屋店主である稲岡亜里子さんのセレクト。どのお店もこだわりがたっぷり詰まったセンスの良い店内と、個性がキラリと光る美味しいメニューが並んでいました! ふ初めて京都を訪れる方はもちろん、何度も訪れたことがある方も、きっと大満足できる5店舗です。京都に訪れた時は是非立ち寄ってみてください。

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フォトグラファー

北島和将

日本

食、酒、遊び、文化など、日本中を飛び回り様々な興味深いトピックスをご紹介します!

雑誌・WEBなどで活動するフォトグラファー。主に「食」と「旅」をテーマに撮影を行う。ライフワークは離島に訪れその場所の文化や人と触れ合うこと。

Areas Utsunomiya,Hakone,Odawara,Gotemba,Nagoya
Speciality 食と旅
Sex 男性
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