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Nagoya | Feature

地元アーティスト・MUさんおすすめの 名古屋のアートが集まるスポット

サイトシーイング

個性豊かな名物料理の食べ歩きや、徳川家康が築いた城の見学などが人気の名古屋観光。せっかく来たのなら、名古屋ならではのアートに触れてみるのもよいでしょう。愛知を拠点に活動しているアーティスト・MU(山本芽生)さんに、地元名古屋のアートが集まるオススメスポットを5カ所紹介してもらいました。

Reporter

山本芽生

アーティスト

山本芽生

日本

1987年京都生まれ。愛知を拠点に活動するアーティスト。テキスタイル、刺繍、イラストレーション、造形作品など様々な技法、素材で作品を生み出している。

Areas Nagoya
Speciality アート
Sex 女性
Website https://megumuyamamoto.com/

ON READING(オンリーディング)

動植物園の最寄り駅でもある、地下鉄東山線東山公園駅。その2番出口から徒歩1分のビル2階にあるのが<ON READING>です。“感じる、考えるための本屋”をコンセプトに、書き手や作り手の強い思いが形になった本を新刊・古本問わずセレクトしています。本以外もCD、雑貨、洋服など、思わず手にとりたくなるような好奇心を刺激するアイテムを揃えています。

店主の黒田さんは、「本屋を始めたきっかけは、自分の欲しい本が名古屋では手に入らなかったからです。なので自分が欲しいと思うような古本やアートブックをセレクトした本屋を始めました。ただ専門店にはしたくなく、小説、詩集、児童書など様々な本を集めています。来店された方が新しい世界に出会うきっかけになるような本があるお店でありたいと思っています」と話してくれました。そんな黒田さんに今回オススメの本を選んでいただきました。左 / 平野太呂写真集「The Kings」(ELVIS PRESS)3,000円+税、右 / CHOU YI作品集「TOWN」(YY PRESS)2,200円+税。両方とも装丁も素晴らしくこだわり抜かれて作られた本だと分かります。

お店の奥と隣にはギャラリーが併設されていて、新進気鋭のアーティストの企画展を中心に展示を行っています。また店内でのトークショーやイベント等も不定期に開催しているとのことです。また、黒田さんは最近ではアートブックや写真集の出版も手がけ、アジアのブックフェア等にも参加するなど、活動の幅を広げています。アートを生み出す作家、そしてアート好きな人々を結びつけるような発信基地のようなお店です。

Reporter's Comment
アート情報のターミナルのようなお店で、ここに行けば名古屋のアート情報はだいたい手に入ります。なによりセレクトされた本や雑貨がとても素敵で、想像力を刺激するものばかりです。あまり普通の本屋に売っていないインディーズや若手作家の作品も多く扱っているので、レアな本を探している人は是非スタッフさんに相談してみるといいと思います。

買い物/土産

ON READING

[ON READING]

Hours
Sun.
12:00 - 20:00
Mon.
12:00 - 20:00
Wed.
12:00 - 20:00
Thu.
12:00 - 20:00
Fri.
12:00 - 20:00
Sat.
12:00 - 20:00
Public
Holiday
12:00 - 20:00

galerie P+EN(ギャルリーペン)

名古屋駅から徒歩15分ほどの場所にあるのが、名古屋で一番古い商店街といわれる円頓寺商店街。一時期はシャッター街のような状態に陥りましたが、現在そのレトロな雰囲気が人気となり、改めて注目されているスポットです。2016年ごろにはアーケードの改修工事も終わり、古い建物をリノベーションした新しいお店も増え人々の往来も増えました。そんな円頓寺商店街から3つのスポットをご紹介します。

1つ目のスポットは、この商店街復活のきっかけを作った<galerie P+EN>です。商店街の中ほどにあるギャラリーで、セレクトショップも併設しています。もともと貴金属店だったという建物は、今やその面影はほとんどなく、天井の高いモダンな空間になっています。ディレクターの永井さんはこの商店街が昔からとても好きで、どうにかして復活させていと考えていました。そしてこの建物が偶然空き、商店街復活のきっかけにしたいという思いを込めてギャラリーをオープンされたそう。アーケード改修も、実は建築家である永井さんのご主人が手がけました。まさに円頓寺商店街復活の立役者です。

ギャラリーの展示は企画展のみ。永井さんが「多くの人に見てもらいたい」感銘を受けた作家さんの作品を展示しています。ジャンルは、絵画、彫刻、テキスタイル、写真などさまざまです。今年の展示スケジュールはほぼ埋まっているという、作家さんからも人気を集めるギャラリーです。

セレクトショップを併設しているのは、「セレクトショップでお買い物するように、来たお客様が気軽にアートを買える空間にしたかったんです」と永野さん。こうした考え方が作家の信頼を得て、素晴らしい作品の数々を展示できる人気のギャラリーになっていったのでしょう。作家に愛され作家を愛す永井さんだからこそできる展示は一見の価値ありです。

Reporter's Comment
アーティストとしての私を発掘してくださった、恩人でもある永井さんのギャラリーです。ギャラリーでの初めての個展もこちらでやらせていただきました。セレクトショップのアイテムも東京にも負けないぐらい素敵なものばかりです。素晴らしい人柄の永井さんとお話するだけでも行く価値のある、私の愛するギャラリーのひとつです。

買い物/土産

galerie P+EN

[ギャルリーペン]

Hours
Mon.
12:00 - 19:00
Tue.
12:00 - 19:00
Fri.
12:00 - 19:00
Sat.
12:00 - 19:00
Public
Holiday
12:00 - 19:00

NAGONOYA(なごのや)

<galerie P+EN>の向かいにあるのがカフェ兼ゲストハウスの<NAGONOYA>です。もともと円頓寺商店街の名物カフェだった場所を受け継ぎ、店内をリノベーションして、1階をカフェ、2階をゲストハウスとして2015年にオープンしました。お店のコンセプトは「喫茶、食堂、民宿」。一息つく喫茶店であり、地元の方も利用する食堂でもあり、旅行客を受け入れる民宿でもある。名古屋観光、または隣接する三重や岐阜などの観光の拠点をこの商店街に作りたい、という思いで作られたお店です。

1階のカフェは、リノベーションされつつも、どこかレトロな雰囲気が残る、落ち着いたつくり。人気のメニューは、旧カフェ時代からの名物「タマゴサンド」(750円)。厚焼きタマゴのサンドイッチで、一緒に挟まれているキュウリサラダの食感と酸味が絶妙にマッチした最高の一品です。コーヒーにもこだわっていて、〈老舗〉〈煮出しコーヒー〉〈ハイカラ〉という3つのキーワードのもと、産地の異なる豆をブレンドしてつくったオリジナルのもの。サンドイッチとのセットは900円とお得に味わえるのでオススメです。

2階のゲストハウスは、リビングスペースの他にキッチン、ボックスタイプの部屋が2部屋と定員5名の和室が1つあります。ボックスタイプは1泊3240円、和室は人数により変動しますが11880円〜となっています。最近は外国人の利用者も多いとか。4月末には歩いて1分の場所に新館もオープン予定。個室もできるそうなので、よりプライベート重視な滞在も可能です。

Reporter's Comment
NAGONOYAは、サンドイッチ以外の軽食やボリュームたっぷりの定食もとてもおいしいんです。それに不定期でアートの展示や音楽ライブ、勉強会やセミナーなどアカデミックなことも催されています。なのでそういった方が多く利用されていて純粋なアートスポットではないですが、アートを身近に感じられる場所なんです。

ディナー / ランチ, カフェ・喫茶店, レストラン, 旅館・民宿

NAGONOYA

[喫茶、食堂、民宿。なごのや]

Hours
Sun.
11:30 - 15:00
18:00 - 23:00
Tue.
11:30 - 15:00
18:00 - 23:00
Wed.
11:30 - 15:00
18:00 - 23:00
Thu.
11:30 - 15:00
18:00 - 23:00
Fri.
11:30 - 15:00
18:00 - 23:00
Sat.
11:30 - 15:00
18:00 - 23:00
Public
Holiday
11:30 - 15:00
18:00 - 23:00

Lights Gallery(ライツギャラリー)

<NAGONOYA>から徒歩1分の場所にある〈Lights Gallery〉。写真、映像表現を軸に国内外のアーティストのさまざまなジャンルの企画展を行うギャラリー。オーナーの鈴木敦詞さんは、名古屋を拠点で活躍する写真家。プロの目線で選ばれた作品はすべて、凛とした本質的な美しさをもつものばかりです。

1階の展示スペースは静謐でピンと張った空気感が漂う空間なのに対し、2階は古い建物をそのまま活かしたつくり。両極端な空間が楽しめます。しかしどちらもただ佇むだけで心が落ち着くような、不思議な雰囲気を持っています。それぞれ別の展示を同時に行うこともあるそうで、一度に2つのギャラリーを訪れたような気分を味わえます。

過去には、写真と陶芸のコラボレーションをした展示や、写真の古典技法を用いた作品の展示など、実験的かつ新しい試みも行っています。作家のトークイベントや展示にまつわる参加型のイベントなども行われるので、見ることに加え、アートを体感することもできます。

Reporter's Comment
展示される作品は本当に素晴らしいものばかりですが、まずなによりもその空間に引き込まれます。椅子を置いて、ただボーっとしているだけで心が落ち着いてくるような素敵な空間です。写真の展示が中心なのですが、時には撮影を指導してもらえるイベントや、ポートレートを撮ってもらえる企画などもあり、見るだけではない展示がとても魅力的です。

サイトシーイング, ギャラリー

Lights Gallery

[Lights Gallery ]

大大大

地下鉄桜通線・東山線、今池駅から徒歩約5分の今池スタービル1階にあるのが居酒屋<大大大>です。外観の大きなネオンサインが鮮やかに輝き、その強いインパクトに目が奪われます。店内は、ホースと廃材で作られた妖しげな光を放つ照明や、かなりユニークな柄のクッションなど、オリジナリティ溢れる世界観が広がります。その全ては店長の知り合いのアーティストの方々の作品で、ネオンサインも閉店したゲームセンターのものをバラして再構築したものだとか。

ビルの上階にミニシアターが入っていることが影響して、同じビルの中にある飲食店に訪れるのは映画好きやアート好きが多いといいます。なおかつ大大大の店長はバンドマン・アーティストとしても活動していることもあり、音楽やアート関係の常連さんがとても多いそう。その結果、店内には毎夜毎晩お酒片手に熱いアートな話が飛び交っているそうです。

メニューは和、洋、中と多彩で、お酒に合うものが多く、値段もリーズナブルです。今回は今の時期限定の人気メニュー「菜の花とトマトのピザ」(1200円+税)と、「カオマンガイ」(700円+税)をオーダーしました。ピザは手作りの生地がモチモチ!カオマンガイは特製ソース、鶏肉、ジャスミンライスの相性が抜群で、ボリュームたっぷりですがペロリと完食できてしまいます。アートの話をしながら美味しい食事ができる、楽しいお店です。

Reporter's Comment
家が近所ということもあり、週に何度も通ってしまうほどお世話になっているお店です。自分の家のダイニングの延長のように、お腹がすくとつい行きたくなってしまいます。店内でライブが行われることもあり、食事やお酒だけでなく、色々な楽しみ方ができるお店です。アートの話が尽きない“アーティストたちの遊び場”にぜひ行ってみてください。

ナイトライフ, 居酒屋

DaiDaiDai

[大大大]

Hours
Sun.
19:00 - 02:00
Mon.
19:00 - 02:00
Tue.
19:00 - 02:00
Wed.
19:00 - 02:00
Fri.
19:00 - 02:00
Sat.
19:00 - 02:00

紹介者プロフィール

Reporter : アーティスト MU(山本芽生)
https://megumuyamamoto.com/

1987年京都生まれ、愛知を拠点に活動するMUこと山本芽生さん。テキスタイル、刺繍、イラストレーション、造形作品など、さまざまな技法や素材をつかって作品を生み出し、愛知や東京で個展を開くなどして精力的に活動しています。

山本さんに名古屋観光に来たとき、おすすめしたいアートに関連したスポットを5つ教えてもらいました。東京や大阪などの大都市に負けず劣らず名古屋のアート界も盛り上がっているので、ぜひチェックしてみてください。

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