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渋谷の聖地〈明治神宮〉徹底ガイド。参拝方法&マナーもご案内!

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東京のど真ん中、渋谷区にある〈明治神宮〉。若者で賑わう原宿駅からほど近く、こんもりと茂った森がその境内です。神道は日本固有の文化であり、旅行者にとってはぜひとも訪ね、体験してみたいはず。しかしながら、どうやって神社を参拝したらいいの?!という声もたくさん。オススメの参拝ルートに加え、スポットごとの参拝の方法やマナーについてもご紹介します!

明治神宮は、1920年(大正9年)に創建されました。1912年に明治天皇の崩御にともない、明治天皇を祀る神社を東京にも!という声がありました。敷地はなんと約73ヘクタール! もともと江戸時代初期は肥後藩藩主の加藤家の別邸でした。その後は彦根藩藩主の井伊家の下屋敷を経て、1874年に政府が買い上げ、南豊島御料地となりました。

ちなみに毎年初詣には300万人が参拝に訪れる、初詣参拝者数日本一の神社なんです!

Reporter

アルファ ミング

デザイナー、アートディレクター

アルファ ミング

カナダ

美味しい日本食があるところに参じます。

カナダ出身。日本在住7年。 東京をベースに活動するグラフィックデザイナー・アートディレクター。 趣味はブラックミュージックバンドのヴォーカルを務める。 渋谷区在住で、渋谷〜恵比寿に詳しい。

Areas Fukuoka
Speciality デザイン、音楽、食
Sex 男性

明治神宮

今回ご紹介するのは、原宿駅からアクセスできる南参道ルート。ロータリーから進んでいくと、大きな〈第一鳥居〉が目に飛び込んできます。神社にはこの〈一の鳥居〉から順番に鳥居をくぐって進んでいきます。

鳥居をくぐるときは一礼。神道のことばでは「一揖(いちゆう)」と呼んでいます。また、鳥居をくぐって参道を進むときは、中央ではなく端を歩きます。中央は神様が通る道なので空けておかなければなりません。

参道を進んでいくと、酒樽とワイン樽が積み上げられていました。日本酒はともかくワイン?!と思いますが、実は明治天皇はワイン好きだったそう。蔵元から献上されたものが並んでいるんです。海外の文化を積極的に取り入れようとした当時の名残ですね。

〈二の鳥居〉が見えてきました。高さ12m、幅17m、太さ1.2m、重さ13tもあり、木造の明神鳥居では日本一の大きさです。材は台湾産のヒノキで樹齢1500年。こちらでもくぐる際に一礼(一揖)しましょう。

明治神宮の中心にある社殿を前に、〈手水舎(ちょうずや・てみずや)〉でお清めをしましょう。神社にはかならずある施設で、柄杓で水をすくって清めるものです。方法を知らない! 忘れてしまった…という方のために詳しくご紹介します。

①右手で柄杓をも持ち、水を汲みます。
②汲んだ水で左手を清めます。
③柄杓を左手に持ち替え、右手に水をかけて清めます。
④ふたたび柄杓を右手に持ち、左の手のひらに水を乗せ、口をすすぎます。
⑤柄杓を立て、柄に水がかかるようにして清め、終了。

口をすすぐときは、柄杓に口をつけないようにしましょう。心も体も清められ、清々しい気持ちで参拝に臨めます。

〈手水舎〉のすぐ先には〈南神門〉が待っていました。社殿を囲むように設けられた門で、東西南の3ヶ所にあります。神明造りと呼ばれる豪華で力強い意匠が特徴的。こちらをくぐるときも一礼(一揖)しましょう。

〈社殿〉が見えてきました。ここから先は神聖な場所。お参りするところは撮影禁止となっています。お参りの方法ですが、神社は2礼、2拍手、1礼が基本。こちらも順を追ってご紹介しましょう。

礼とは、深いお辞儀のことで、拍手は手を合わせて打ち鳴らすこと。いずれも古くから行われてきた敬礼作法。御神前では感謝の心をもってお参りしましょう。

①まず、一礼(一揖)します。
②しずかにお賽銭を入れましょう。
③2回、お辞儀をしましょう(2礼)。
④2回、手を合わせて拍手をします(2拍手)。祈念を込めて手を下ろしましょう。
⑤最後に深くお辞儀(1礼)します。

ちなみに、拍手をするのは自分が素手であり何も持っていない(害意がない)ことを証明するためなのだそう。

〈社殿〉の左右には大きな楠のご神木があります。向かって左手には〈夫婦楠〉と呼ばれている大楠があり、家内安全や縁結びの象徴となっています。神宮創建の1920年に植えられたそうです。

以上で参拝はひととおり完了。次は境内にある〈明治神宮御苑〉をご案内しましょう(入園料500円)。〈明治神宮〉の鎮守の森を散策できるルートとなっていて、初夏には菖蒲が咲くことでしられています。

まずは、〈隔雲亭〉。明治天皇が皇后・昭憲皇太后のために建てたもの。大戦で消失したため、再建されています。内部を見ることはできませんが、木造建築ならではの佇まいを拝見できます。現在はお茶会なども開催されているそうです。

〈隔雲亭〉の先には大きな〈南池〉があります。こちらには睡蓮が花を咲かせていました。森が水面に映る様子はいつまでも眺めていたくなる風景。池には鯉がのんびりと泳いでいます。

〈明治神宮御苑〉のパワースポットとして知られているのがこちらの〈清正井〉。なんと湧き水の井戸なんです。水温は季節を問わずに約15℃。毎分60リットルが湧き出ているそうです。桶の中は触れてはいけませんが、流れ出た水を触ってみるとひんやりと冷たさが伝わってきました。

この明治神宮の森、実は約10万本の木々を植林してできたのだそう。湧き水が出ていて、いろいろな生き物が生息していて、こんな都会でありながらもオオタカが棲んでいます。まさに都会のオアシス!森林浴、ちょっとしたハイキングもできるスポットになっているんです。

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Meiji Jingu Shrine

[明治神宮]

東京オリンピックが開催される2020年に〈明治神宮〉は御鎮座100年を迎えます。東京の風景はどんどん変わっていきますが、神社や森はずっと伝統と文化を守り、伝えていくのでしょう。 そんな〈明治神宮〉を訪れる計画を立てている方も多いと思いますが、できれば早朝がおすすめ。人もほとんどおらず、静かで神聖な雰囲気をたっぷりと味わえます。ちなみに開門は午前5時〜午後6時20分までとなっています。〈明治神宮御苑〉の開園が午前9時なので、7時に〈明治神宮〉を訪れ参拝を済ませて、〈明治神宮御苑〉へと向かうといいでしょう。

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